けいおん!!20話のラストシーンがThe Kid's Are Alrightリスペクトではないかという説

「けいおん!!」20話補足・もしかしてもしかして?! - たまごまごごはん


 おれは、あれだけジャケットを舐めるようにして見ていたというのに、何故気づかなかったのか……


キッズ・アー・オールライト サントラ

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 The Whoは、Tommyに見られる緻密で危ういほどに美しい曲とともに、ワイルドなライブを魅せるバンドとしても定評がありました。そのライブの魅力をぎゅっとおいしいとこどりしたアルバムがこのThe Kid's Are Alrightです(ライブ以外の音源も入っていますが)。アルバムタイトルはThe WhoのファーストアルバムMy Generationに収められている同名の曲から取られています。



 マイムが酷いなぁw
 

何故リスペクトしたのかという少しばかりの考察

 やっぱり「別れ」というキーワードになるのかなぁというのが、id:makaronisanのエントリを見たときに感じた直感でした。
 このThe Kid's Are Alrightは、同名映画のサウンドトラックとして我々の前に現れたのですが、これはある「別れ」を伴ってしまったのです。


 それは、キース・ムーンとの「別れ」。映画の撮影された数ヶ月後、彼はバディーホリー生誕記念日パーティーに参加した後、薬の過剰服用によって32歳の若さでなくなってしまいます。
 愛すべきムーニーの死によって、The Whoはその後ドラマーを変えますが長続きせず解散。バンドととしても「別れ」の契機になってしまいました。


 しかしながら、残された「音」は後世に伝えたくなるほど、熱く心を打つ音でした。まるで何かを知っていたかのように。



 自分としては、学校から去りゆく唯達・1人残される梓・高校生最後のステージに立つHTT/桜ヶ丘高校軽音部の面々、最高のライブをやりきった別れを待つ彼女達に妙に重ねてしまいますね。
 あのシーンは、桜ヶ丘高校での生活からの「別れ」ということなんでしょうねぇ。(無論、我々も……)