「鬼灯さん家のアネキ」を読んでみた

鬼灯さん家のアネキ (1) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-1)

鬼灯さん家のアネキ (1) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-1)


鬼灯さん家のアネキ (2) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-2)

鬼灯さん家のアネキ (2) (角川コミックス・エース・エクストラ 22-2)


 会社帰りに寄る書店でプッシュされていたりして、なんとなく気になっていたのだが、Twitterでレスター伯P(id:pushol_imas)が押していたり(余談だが、彼のブログはほんと面白いので読むべき)、いずみの氏が押していたり(それにしても水野さんが美人/五十嵐藍『鬼灯さん家のアネキ』2巻 - ピアノ・ファイア)、わりと近しい方々が取り上げているので手に取ってみた次第。


 結論から言うのならば「面白い」というところに行き着きますね。

2巻まで購入してから読むべき

 実のところ、1巻途中までは「イラッ」と来る人もいたりするんじゃないかと思う。自分がそうでした。
 どうも「姉に振り回される弟」という構図が、自分にしっくり来なかった。いや、構図というより「振り回し方」が自分の面白さのツボより、嫌悪感のツボを(ちょっと)押してしまったというほうが正しいかな。ただ放棄するのももったいないので、電車の中で「うーん?」と思いながら読み進めてみたところ……「あ、こりゃ面白いわ」となったわけです。


 どうも1巻途中まで、登場人物がどういう状況なのかがいまいち把握できていなかったのが、乗り切れていなかった原因。姉の友人である美咲の暴走話前後から、キャラの関係が分かりだして、その後は2巻ラストまで一気に読み切ってしまいました。
 確かに面白い。ただ多分1巻だけだと、ちょっともの足りないかなぁ。2巻の姉視点のお話で「ああ、だからこういう行動取ってるのね」という腑に落ちる感覚があって、余計にそう思うのかもしれませんが。


 とはいえ、続刊が楽しみなものが増えたのは喜ばしい。そろそろ本棚の拡充も必要ですね。

ところで

 自分は美咲の暴走っぷりと、実姉の楓のマイペースさが好きなのですが同志はいませんかね?