読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

U&Iのギターソロだけでアニメけいおん!の良さがわかるというお話

音楽 けいおん! アニメ

けいおん!!映画けいおん!のニコ生が今日明日あるということなので、なぜ「けいおん!」が神アニメなのか。理解したい人の音楽理論講座〜1〜 | Music Theory Workshop Japanという面白い記事がホットだったりしているわけですが、ずいぶん昔に書こうとしてまとまらなかった記事から小ネタを一つ。

タイトル通り、U&Iという楽曲のギターソロ部分をピックアップしてみる。実はこのへんの話はアニバタ Vol.9 [特集]けいおん! & たまこラブストーリー | アニメ・マンガ評論刊行会で@sshrtk氏が書いていたりするので大体似たような話になるのだけど、書かれていない部分もあるのでまあ気楽に読んでください。

アニバタ Vol.9 [特集]けいおん! & たまこラブストーリー

アニバタ Vol.9 [特集]けいおん! & たまこラブストーリー

  • 作者: 小櫃暢太郎,まっつね,籠原スナヲ,おはぎ,てぃんくる☆かけそば,なしれい,八雲睦月,Nag,絵樟,m_kasai,なーる,すぱんくtheはにー,アニメ・マンガ評論刊行会
  • 出版社/メーカー: アニメ・マンガ評論刊行会(販売:密林社)
  • 発売日: 2014/08/15
  • メディア: ムック
  • この商品を含むブログを見る

U&I、3つの音源とギターソロ

今のところ、けいおん!関連でU&Iのバージョン違いは以下の3つになる。

  1. シングル「U&I」及び放課後ティータイムII(Studio Mix)に収録されている音源
  2. 放課後ティータイムII(Cassette Mix)に収録されている音源
  3. 映画「けいおん!」劇中歌アルバム放課後ティータイム in MOVIEに収録されている音源

けいおん!での時間軸上では1.→3.→2.となる(正確には澪ファンクラブの初回演奏時や文化祭でのライブはちょっと音源違うかもしれない)が、ここでギターソロに着目してみよう。この部分は唯と梓が上パート下パートに分かれてソロを弾くとても象徴的なシーンだと思う。映像が見られる環境であるならば(もしくは明日のニコ生で)映画けいおん!の教室でのライブで向い合ってソロを弾くシーンが印象に残っているかたも多いだろう。

あのギターソロ部分、上記で上げた音源でそれぞれ展開が異なっていて「うんうんライブバージョンの音源とかよく展開違うよね」的な音源マニアな楽しみもあるのだけど、物語と照らしあわせたとき非常によく出来た音源で、けいおん!*1の音楽とストーリーが分かつことのできない存在なんだなということが腑に落ちる内容だったんですよね。

自分が注目したポイントを簡単に書くと、以下のとおり。

  • 1は基本形。上パートを唯(左のチャンネルから聴こえる)、下パートを梓(右のチャンネルから聴こえる)が担当しラストにユニゾン
  • 3は上パートを唯(左のチャンネルから聴こえる)、下パートを梓(右のチャンネルから聴こえる)が担当し、一音一音を非常に丁寧に弾いている、ちょうどあの向かい合うシーンなので互いに確認しながら奏でていくさまが思い浮かぶ。ここでもラストはユニゾン
  • 2が特殊で、ギターソロラストで梓のパートはこれまでのように唯と合わせず、(おそらく1,2弦?の)クロマティックランで終わる。クロマティックランはベンチャーズ聴いたことある人なら分かるかと思いますがテケテケってやつですね。そしてもう一つあまり言われているところを見たことないのだけど、これまでのギターソロと違い唯が下パート、梓が上パートを弾いていることがあげられる

ここでピックアップしておきたいのが2のCassette Mixバージョンについて。このバージョンは2期本編23話で演奏を録音して残そうという意思があったことを念頭に置く必要がある。ギターソロラストのクロマティックランは、端的に梓が他の先輩とはいっしょにもう過ごせないというところを表しているのだろうなという感覚を自分は持って、非常にぐっとくるところであります。他の4人は上に向かう演奏なのに対して、梓のみ下降するイメージをもつクロマティックランをギターソロラストパートに持ってきたというのは象徴的だと思う。

そしてこれまでの演奏と異なりパートが唯と梓で逆になっている点。これまで唯が弾いていたパートを梓が弾くということは、本編中でもたびたび描かれていた次の世代に継ぐというバトン渡しだと自分は思ってます。カセットに演奏を録音すること自体がさわちゃんがいたころの軽音部からの継承であるし、物語中でも梓に引き継ぐ場面はいくつかあった。ただこのCassette Mixというアニメではないところでそれが音として記録された*2というところに、けいおん!の作りこみはすごいなと思わざる得ない。また、この通常の担当パートと異なるパートを弾くというところから、1期で唯のかわりに梓が唯パートも練習していたことを想起させる。アニメ上では描かれなかったにしても、あれから彼女らはきっちり練習を重ねていたのだ。

映画「けいおん!」劇中歌アルバム放課後ティータイム in MOVIE

映画「けいおん!」劇中歌アルバム放課後ティータイム in MOVIE

やっぱり「けいおん!」は面白い

1期1話を見たときにこれほどまで心を鷲掴みにする作品だとは露ほども思っていなかったのに、いまだ視聴すると感情のたかぶりを感じられるとはやっぱり自分にとってある種ターニングポイントになりうる作品だったのだと、改めて感じる。Blu-rayも全巻揃えてるし原作も全て持ってるから、ニコ生を待たずに見てしまってもいいのだけど誰かがいっしょに見ている時間というのも乙なものなので、19時を楽しみにしております。

ばばっと感情のおもむくままに、そして自分の耳を頼って書いているので間違いは含まれてる可能性大ですので、コメントなりなんなりで指摘お願いしまーす。

*1:ひいては「たまこまーけっと」「たまこラブストーリー」にまで発展するのだが

*2:それが制作スタッフの意図があったかどうかは判断材料がないけど