ゲームに戻る日

一度だけ、あの人を生で見たことがある。

たしか自分が就職活動している頃だったから、2006年ぐらいだろうか。就職説明会で壇上に立ったその人は、予定時間1時間ぴったりにプレゼンを終えていた。しかも非常に丁寧な話で、理路整然としていて、この壇上に立つ人はなんともすごい人だという印象を持った。結局のところ、その会社には1次面接で落ちて仕事としては係ることはなく、一人の客としていろいろ商品を買う関係となったのだが。

それ以降も、いくつもの記事を読んでみてもやはりその態度や考え方というものは、自分を納得させるものがあり手本となる人であるなと感じていた。そして実際に出てきた結果は自分を面白がらせてくれるものがたくさんあった。

どうやらその人はこの世を去ってしまったらしい。なんとも悲しいことである。しかしその受けた影響まで消え去ることはない。はい、そろそろゲームに戻ります。