ブライアン・ウィルソン『ペット・サウンズ』 50周年アニバーサリー・ジャパン・ツアー 大阪公演

bw-japantour.com

なぜか家に転がっていたロック名盤アルバムガイドみたいな本をぺらぺらとめくっていたら、一つのアルバムを見つけて近くのCDショップで手に入れてから何度となく聴き返した。はじめはいまいち良さがわからず、それでも何度も聴いていたらある日しっくりくるようになった。ペット・サウンズっていうアルバム。

ブライアン・ウィルソンが来日したことは何度かあるが、当時は金銭面で自由な身ではなかったのでライブで聞くことはないのかなぁという思いだったけど、ペット・サウンズ再現ツアーで来日、しかも大阪に来ると知って思わずチケットをとった。場所はオリックス劇場。先日アイドルマスターミリオンライブ 3rdツアー大阪公演で見てきたところ……

また来たよ

今日はこれ

見に行ってよかった……

なによりまず演奏が素晴らしくレベル高い。セットリストの参考みればわかるとおり往年のヒット曲や隠れた名曲、それとペット・サウンズ全編の再現だけど、大量の楽器を寸分の違いもなく生で演奏するその力量、こういうアンサンブルをスタジオで聞いていたのであろうかという想像をかき立てる素晴らしい演奏だった。ペット・サウンズ内では若干退屈に感じてしまうかもしれないインスト曲も、スリルを感じ、ああずっとこの中にいたいと思わせるほどでした。

さすがにファルセットが出せなく声も昔のような美声ではなくなったブライアンも、今だから出せる味を醸し出していた。アル・ジャーディンももうかなりのお年だと思うが、元気に歌いまくっていたし、若いメンバーも素晴らしい歌声(個人的にはDarlingをうたったダリアン・サハナジャのソウルフルな歌声よかった……)だった。

ここ最近、名を残したミュージシャンが亡くなっていくのを目の当たりにしてるだけあって、ここでブライアン・ウィルソンやアル・ジャーディンが実際に演奏したり歌ったりするところを見ることができたのは本当に幸運だと思う。いろいろまだ細かく書きたいところではあるけど、これ以上はあまりうまく書けそうにないし、とにかく素晴らしかったことは残しておきたいので、ここらでキーボードをたたく手を止めておこうかと思う。まあ、何か書けそうだったら好きに追記していこう……