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ゴジラ音楽祭 in 京都

www.century-orchestra.jp

数週間前、ゴールデンウィークに特に予定もいれず遠くに出かけるつもりもなかったが「あまり外に出ないものどうだろうか」と思い、近場でなにかないかなーとググって見つけたのがこれ。そういや伊福部昭の曲を生のオーケストラで聴く機会ってそうそうないよな、と考えてチケットとりました。

まずもってよかったというのが先に来ますね。内容をあまりチェックしてなかったので後々見ると、通常の演奏以外に1954年の「ゴジラ」に合わせてオーケストラ演奏するとか贅沢この上ない内容で、映画につく音楽ってとても重要だなと改めて感じた次第。つけ方も緩急が整っていて、インパクトのある音や画面に寄り添うような音などどうつけていくかということも大切なんだと感じた。映画の内容も音楽も、一応以前見たことあるので純粋に生演奏を楽しむことぐらいしか考えてなかったが、これは予想以上の収穫であった。やっぱりライブは情報量が非常に多い。

他に予想以上というところというと、徹底的なリズムの強調。そもそも打楽器系がとても目立っていたし、他の楽器も打楽器的な運用をされていたりある意味ベースのスラップ奏法的なニュアンスがあったりしていた。ただリズムそのものは西洋音楽でもブラックミュージック的でもないし、もっと根源的なところをくすぐってくるリズムで体に刻み込まれている気がした。これはやばい。

後、伊福部昭はほんと各楽器のことを熟知していたんだなと。楽器でどういう音が出せるか、どういう強弱がつけられるか、どういう効果が得られるか。それを知っているからこそ、演奏された曲ができあがるというのが如実にわかる内容でした。おそらく頭の中では今日の演奏以上の音が響いていたのだろうなぁ……そういや先日ブライアン・ウィルソンのライブに行きましたが、彼も曲の作り方としては同じような感じだろうなと思っていたり。

raydive.hatenablog.jp

途中トークパートもありましたが、「vsビオランテ」での曲の使い方が不満だったらしいとか、「vsキングギドラ」のキングギドラとの空中戦で伊福部昭に渡していた映像と録音時の映像が異なっていたため「この曲じゃあわない」と伊福部昭が動揺したという話やその映像に「ラドン追撃せよ」が合うと提案したのが今回指揮した和田薫氏だったという話が結構興味深かったです。

いやあ、いいものを聴きました。今回は映画音楽に沿った内容だったので、今度はそこから離れたものを生で聴いてみたいなぁ。

伊福部昭 作品集

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宙-伊福部昭 SF交響ファンタジー

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