- 作者: 杉山貴章,羽生章洋,小飼弾,角田直行,橋本正徳,はまちや2,久末隆裕,Junio C Hamano,グニャラくん,やまだあきら,川口耕介,青木靖,鶴岡直也,長野雅広,森田創,伊藤直也,武者晶紀,ミック,高林哲,WEB+DB PRESS編集部
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2009/04/24
- メディア: 大型本
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買ってもう1ヶ月ぐらいたっているのだが、最近まとめて読んだので忘れないようにメモ。ちなみに自分のGit歴はときどきGithubからgit clone ~を使うぐらい。Windowsのことも考えてMercurial使ってたからねぇ。
全体的な印象
やっぱり他のDVCSと違って独特のコマンド体系。
他のVCSと同じコマンド名だけど、意味が異なるものがあってそのあたりは初学者には混乱をきたす。(同じ号に乗っているJoel Spolskyのエッセイにも例として上げられるぐらい)
とはいえ、この柔軟さはやっぱり必要として出てきたものなのだなとは思える。
各章について
第1章はどのVSCを使うにしても押さえておきたい話。これはかなりためになる。
自分自身どう履歴を残してどう管理していけばいいの?というところが揺らいでいたのでこれで一つの指針が出来たかなと思う。タイトルを抽出すると、
- 以前の状態に戻る
- 変更履歴を調べる
- ディレクトリ構造全体を1つの単位として記録する
- 「なぜ」と「誰が」を記録する
これ、この色を変えたところ。ここのところが一人でやってるとおろそかになっちゃうのよね。だからこそ「コミットは1つの機能変更単位」で行っていくのが大事。そこでブランチを使って昨日ごとに一つ一つやっていく、そしてマージマージマージ。このリズムを感覚的につかめたのは大きい。
第2章以降はgitに関してどうつかっていくかというhowto。このあたりは実際手を動かしていけばいいのだろうけど通勤時に読んでいたので動作を確認することはなく、読み進めていってしまった。
実際いろいろ出来るということは分かったが結構むちゃくちゃなこともできそうな感じである。
コマンド体系は独特。checkoutの意味に慣れない……
うーみゅ、そのプラットフォームだけの開発(MacのみとかBSD、Linuxのみとか)ならgitはそのコマンド体系になれることができれば使ってもいいかな。このへんはMercurialでも同じなんだけど。クロスプラットフォームで開発するとなるとbazaarにアドバンテージがあるなぁ。