豊崎愛生の新曲が良い感じにThe Rutlesの匂いを感じて大変よろしい件について

ほう、これはなかなか……

アーティスト: 豊崎愛生
出版社/メーカー: ミュージックレイン
発売日: 2012/12/19
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　いやー、たまたま豊崎愛生の新曲がブリティッシュテイスト満載と聞いて興味を惹かれたのでiTunes Storeで試聴してみたんですが、これがなかなかよろしいのです。love your life,love my lifeのアルバムを買って、割と好きだったのですが全体的にまったりとした曲ばかりで、続けて聴くにはメリハリが足りないところもあり「うーん、こんなもんなのかなー」とここ最近追ってなかったのです。
　そんなもんでそれ以降に出たシングルはほとんど聴いてないのですが、ブリティッシュテイストと聞けばこれは試しに聴いてみなければと思い立ち、試聴→購入に至ったわけです。けいおん！なんかだと、ロック色の濃い楽曲を歌っていて声質と結構あってるのになーと思っていたので、こういうのは大歓迎。
　
　まあブリティッシュテイストととはいっても、The WhoやSmall Facesのようなモッズ的な感じではなく、マージービート系より、もっと言うならThe Bealtes的なポップスの系譜の延長線上にある曲だなぁという印象ですね。
　
　いやもっと言うなら、The Rutles的なんだよなぁ。

自分の連想記憶はそこまで想起させてしまった

ザ・ラトルズ（The Rutles）は、エリック・アイドルやニール・イネスらがテレビ映画『オール・ユー・ニード・イズ・キャッシュ』で演じたビートルズのパロディ・バンド。
ラトルズ - Wikipedia

モンティ・パイソンのエリック・アイドル、ボンゾ・ドッグ・バンドのニール・イネスというThe Beatlesに近い二人*1がやっていたパロディバンドThe Rutles。

まあいってしまえばパロディなんですけど、これが非常に愛のあるパロディでして。作曲等はニール・イネスが行なっており、ここで作らえた楽曲がうまくBealtes的なエッセンスを抽出されていて、いわば「Bealtesあるある」のようネタを散りばめたとてもレベルの高い内容なんです。

例えばこの動画なんかBeatlesのAll my loving的なランニングベースやShe loves youのコーラスなど様々なネタを一つにして、Beatles的だけどBeatlesじゃない楽曲をひねり出しているというところが面白く、そして作曲・編曲能力の凄さを魅せつけているわけです。*2

　実はオリオンとスパンコールを聴いて真っ先に思い浮かんだのが、The BeatlesのAll my lovingとYoutubeで貼ったThe RutlesのHold my handでした。だって、Aメロからいきなり右ヘッドホンからリズムギターの3連カッティングが聴こえてくるわ、ポール・マッカートニーっぽいランニングベースなんだもの。ギターソロなんかもAll my lovingの小奇麗なソロを想起させるHold my handのソロっぽいし。