手のひらの露 1 を読み終わった

手のひらの露 1 (星海社FICTIONS)

手のひらの露 1 (星海社FICTIONS)

id:shachi_kk が小説書いたということなので、早速読んでみた。

shachi.hatenablog.com

舞台が京都、しかもいろいろ自分にとっても縁深い出町桝形商店街付近が舞台ということで、どんなお話なのかとワクワクしながら読んでいました。

地元民のせいか、登場人物があそこで買い物したり食事をしたりしたのかなとリアルな風景を思い浮かべつつ、するすると自分の体に染みこむような読みやすい文体のせいかあっという間に読み終わってしまいました。弟兄の久々の出会いから、各章のエピソード、それが最後にすべてつながるという構成の妙、題材がマーケットなのも物珍しく面白いなぁと思います。*1

先ほど行ったようにするすると読んでいってしまう感じなのですが、描写は的確におさえていてかつ舞台となった周辺を知っていれば「あーそこか」とにやりとできるところもあり、なにか読みたいな?と思ってる人には非常にオススメしたいです。全3巻構成という話なので、次の話が楽しみだなぁ。

*1:ん? 出町桝形商店街だからマーケット……たまこ……