これを書いてるのが12月も後半といったところなので、もうすぐ1ヶ月ぐらい前になってしまうのだが見てきたことを残しておく。特定の強い動機があったわけでなく、たまたまネットでやるのを見かけて、しかもその日限りということでなんとなくチケットの抽選に申し込んでみたら当たってしまったのだが。まあ、色々音楽を聴いている中で、Pink Floyd、ロジャー・ウォーターズにあんまり触れてこなかったなと思っていたので、ちょうどいい機会だったのだ。
ありがたいことにすでにSpotifyでセットリストが公開されていたり、Youtubeに観客が撮影したライブがちょいちょい上がってるのでどんな雰囲気だったのかは確認できる。
ロジャー・ウォーターズが活動を始めた1960年代の音楽はよく聴いているほうだと思うのだが、ライブでここまで自身の思想を行き渡らせた物を映像等で見たことあるか、と言われるとおそらくないだろう。それほど昨今の世界状況について警鐘を鳴らしたいという思想が滲み出た、悪く言えば説教くさいと言われてしまうようなライブだった。もちろん、ライブとしての質は最高であった。The Dark side of the moonを中心にして、様々なPink floydの曲と自身の曲でライブのコンセプトを組み上げていた。The greate gig in the skyなど震えるほど美しかったし、真似したくなるMoneyのベースフレーズも聞けた。ラストのEclipseまでの流れはやっぱりアルバムで聴いたとき同様の感動もあった。映像含めて構成はしっかりしていて、エスタブリッシュメントに対する批判がよくわかるような内容だったなぁと思う。色々楽しめたはず。
- アーティスト:Pink Floyd
- 出版社/メーカー: Parlophone (Wea)
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: CD
- アーティスト:ピンク・フロイド
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2006/09/06
- メディア: CD
Wall (Remastered Discovery Edition)
- アーティスト:Pink Floyd
- 出版社/メーカー: Parlophone (Wea)
- 発売日: 2011/09/26
- メディア: CD
- アーティスト:Pink Floyd
- 出版社/メーカー: Harvest
- メディア: LP Record
話変わって、この映画見た後に改めてThe dark side of the moonをまるっと聴いてみたが、これがなんかスッと入ってきて。さっき「色々楽しめたはず」とは書いたが、同じ曲でもライブだとかなり刺々しく感じたのはなんでだろなとしばし考えていたのだが、コンセプトとして全く違うこともあるのだろうが、なんとなくロジャーウォーターズだけではやっぱりものたりなさがあるんじゃなかろうかと。そんなことをRun devil runでギターを弾いてるギルモアのことを、頭の片隅にうっすら思い浮かべながら考えていたのでした。
Run Devil Run by PAUL MCCARTNEY (2011-08-23)
- アーティスト:PAUL MCCARTNEY
- 出版社/メーカー: Universal Japan
- メディア: CD