GitHub創設者が語る"立ち上げから利用者300万人までの軌跡" | PeaTiX
Github創業者の話がキャンパスプラザ京都で聞ける!ということを一昨日知り、その場ですぐさま予約しまして、本日聞きに行ってきました。
近くの郵便局によってから会場に行くと、19:10ぐらいに到着。すでに席が半分ほど埋まっており、自分が座った後も次から次に人が受付に並んでいて、ほぼ満席になっていました。注目度の高さがうかがえましたねぇ。
以下、Evernoteに書き取ったメモ。大体のエッセンスを書いていっただけなので、多少意味が違っているかもしれません。
Githubができるまで
はじめはGitHub COO PJ Hyett氏による今に至るまでの流れ。いろんなプロジェクトに関わったり、Rubyコミュニティで発表なりしていくうちにGithubにたどり着いた……アウトプット大事よねというのが感想。なにより楽しそうにやってるってのがいいなぁ。
Before Github
いろんな言語を勉強 -> Rubyにぞっこん
Wayfaring : Google Mapsでいろいろできる
CHOWHOUND : Ruby on railsで一からリライトRubyについてのBlog立ち上げ -> 人気になる
CNETに嫌気 -> ruby on railsのコンサルを始める
自由にやれると思った -> クライアントがボス
試しに自由にサイトを作ってみる -> FamSpam -> お金にはならなかったRuby meetups が増えてきた -> Fun!
meetupsのあとでGithubのアイディアを生み出す -> 翌日にGithubのドメインを取得forkをネガティブな意味からポジティブに!(コラボレーションのエッセンスとして)
初期はヴィジョンが小さかった
gitの管理がめんどくさい -> そこを解消したいEngine Yard : Ruby on railsのホスティングサービス -> 提携して良い効果(ホスティングは大変)
beta版 少数の招待(メール通して)
オフィス -> 2年ほどカフェ、レストランや自分の家でやってた。
GithubでGithubを作る。Campfireが重要だった。ruby on railsがGithubにホスティングされる
Scot -> ruby meetups, git meetupsで出会い、最初の社員になる。
給料を払おう
-> 毎月売上の目標設定を達成すればちょっとずつ上げていく。最終的にコンサルやっていたときと同じぐらいの給料になった。社員の殆どが社内では働いていない。
オフィスにいることは必須にしていない。オフィスはみんなと交流する場。
2010年に更に大きなオフィスに引っ越し。
楽しいことを目的にオフィスをデザイン。仕事をすることが目的ではない。
Q&A
みんながんがん英語で質問を投げるというなかなかすごい場に居合わせることができたなぁ。さっきの話にしてもQ&Aの内容を聞いていても思うのは、「自分たちが楽しいか、自分たちが必要なのか」がまずあってそこから掘り下げていく力がすごいなと。マネタイズなんか考えてねーよというある種の割り切り感も思考のシンプルさを物語っているなぁと思います。
自分の好きなことをできるけど、管理出来る人がいないときはどうするのか。
A: マネージャーがいない -> 好きなときに貢献できる
たまにガイダンス必要な人がいるときはある。「一人で作業しない」Githubにホストされているプロジェクトの質の高さ -> スタンダードが高いから。
Githubの社員が特別なわけではない。トップダウン型ではなく、みんなが好きな事ができるようにしている。なぜ最初からビジネスモデルを立ててやったのか、投資家から資金を募らなかったのか
-> 以前やったサービスで無料ばらまいたらコストがえらいことになったので、
はじめからビジネスモデルを定めた。
投資家には口出されたくなかったのでアプローチしなかったGithubでのコミュニケーション
-> githubで管理、メールやCampfireも使ってる。非同期でやってるよ。Githubのテストが早いけど、ほんと? なにか工夫している?
-> ほんと。テストはたくさんやるので、プライオリティ高いのでリソースをかけてる。エンジニアとかパートナーシップはどこでみつける?
-> ruby meetupsとか2年ぐらいかけて信頼を積み重ねたなんでrubyとかrailsを使ったのか。他の技術はどうなのか。
-> 開発の経験が大きかった。rubyは読みやすい。開発者じゃない人にもGithubを使わせるような今後の展望があるか。
->それぞれにいいソリューションがある。githubはdiffしてmergeして、振り返れるコードに着目。新機能出すときのプロセスは?
-> オープンソースみたいな感じで開発してて、勝手に新機能を追加。
気に入ったらパブリックに出される、気に入らなかったら戻される。
マネタイズの部分は見てない、開発者にとっていいか悪いかを考えている。会社つくるときに集まって起業しようという目的意識があったのか? 自然と集まって至ったのか?
-> 一緒にしたいという気持ちはあったが、どちらかというと自然とそんな感じになった。給料とかどう決めてるの?
-> しばらくみんな同じ給料な時期があったけど、今は前の会社の給料に+5000ドルして決めてる
互いに評価したりとかしているわけではない。その人といて楽しいかどうかが重要!
いっしょにいたことがある人とやるのが、大切(前田さん)はじめの目的(gitホスティングを簡単にする)から変わってきたのは何がきっかけ?
-> 自分たちで使ってきてソーシャルコーディングのほうに変わってきた。
コラボレーションすることがいいよねというのがわかってきた。Githubの成功って他のOpensourceにも適応できそうだけど、どう?
-> ユーザにとって一番いいものにフォーカスしていかないと、成功しないのじゃないかGithub上で政治的なコラボレーションはどうか?
-> 実際に例はあるが、githubはプログラムに適応してる。他の場所で同じようなコラボレーションをするところが出てくるのではないか。売上の企業と個人の割合
-> 7:3ぐらいGithub最大のピンチとそれを乗り越えた方法は?
-> 特に大きなのはなかったけど、なにか危なそうなところとかはその後できっちり対策たててる。
情報発信大事!Githubのコラボレーションの側面ははじめから考えがあったのか、それともユーザの中で醸成されていったのか。
-> 哲学があったわけでもユーザがいたためでもなく、自分たちに必要なものを追加していったらそうなった。