たまたま、とある方の退職エントリを読んだ。
全く面識のない方であったが、書かれている内容に「チームに余白を作ること」が書かれていた。こういった内容を考えて取り組んでいることが書かれている。
自分も常日頃チームになんとかして余白を作ることが必要だなーと考えており、そのために何をしているかを改めてふりかえってみるのがいいんじゃないかと、今キーボードを叩いている。ちょっと元エントリの余白とは異なる内容かもしれないが、しばしお付き合いいただきたい。
なぜ余白が必要か
私たちのチームはスクラムはやっていないが、基本的には近しいことをやっている。
- 1週間を1イテレーションとする
- 開始時にプランニングをして、今回のゴールを決める
- 決めたゴールを達成する課題に集中する
- イテレーションの最後にはふりかえりを行う
- 今週の仕事内容や進め方、うまくいったことやうまくいかなかったことを共有
- そのまま続けたり、改善したりするには何をするかアクションを決める
特筆すべきこともない、一般的な流れだと思っている。
問題と思っているのは、先のエントリでもリンクが貼られているスライドとも近いのだが、チームとして行うべき仕事があると、そちらに意識がいってしまうことだ。これ自体はなんの問題もない。ただ、目の前の仕事に追われていると、どうしても視野狭窄に陥る。仕事そのものは大事だが、メタ的な視点で今の仕事を見つめる機会がなくなってしまう。自分でも実感があり、スプリントの時間全てをめちゃくちゃ集中して仕事をやった達成感はあるが、その進め方が良かったのかどうか、など俯瞰的な判断ができてないことが多くあった。
ある程度余白を作らないと、そういった俯瞰的な視点を設ける頭の領域が空けられない。チームとしても、何がうまくいってうまくいかなったか、そういったことを考える余地を残すことで、改善を進められるのではないかと思って、「余白を作る」ことを意識しているのだ。
自分がやってる余白の作り方
やらないといけないことは常にあるので、1イテレーションでMustな仕事をしつつ他に何をやるかを調整していくことが、基本ラインと思う。イテレーションで達成したい目標に関連する課題は最優先で取り組みつつ、全ての時間をそれに注がないようにする。
スプリントゴールで価値を駆動しよう 価値探索に焦点を合わせたスクラムの実践でも書かれている考え方だが、取り組む際の気持ちとして全ての課題が終わらないと達成できないのと、ある程度落としても問題ない課題もあるのとでは、心持ちが全く違う。メンタル的な余白ではあるが、これは大事だと思う。
ただもちろんMustな仕事をどう終わらせるかだが、ここには先のスライドでも触れられているフロー効率を意識した動き方、具体的にはモブプロなどがあげられる。あとはプランニング時点でどの程度チーム内の認識を合わせられるかは重要かな。レビュー時に設計の問題があったりすると、大きな手戻りになるのでプランニング時点である程度認識揃えるための動きをしておくことが必要になる。この辺はAIがコード生成する今でも、手戻りは大きな痛手なので常に意識してる。モブプロでもこの辺重要だしね。
ここまででなんとか重要な仕事やって、あと時間的な余白を手に入れられることになる。あとは先のスライドでも触れられているように、そもそも余白の時間取るのも有効だと思う。うちのチームだとあらかじめ学習のための時間を設けているので、丸一日とまではいかないが、チームとして必要な知識を取り入れたり、各々が必要な改善時間にあてたりしている。一時期雑談しながら、各々何かをするみたいな時間も作っていたこともあったけど、これはこのチームを離れた後になくなったようだ。
AIが余白を潰す
ここ最近気になっているのは、こういった余白を確保しても「やらないといけない仕事」と称するものがチームのキャパシティ以上に増えて、その調整に余白を潰されていることだ。人の理解以上に物事を進めようとする人が多く、結局のところスロップが増えてるだけと感じることも多い。
急いでものを出すんではなく空いた時間で、ユーザーに適切なものを提供するにはどうすればいいか、提供を素早くしていきたいならどう今のリリースまでのフローを改善するか、チームひいては組織の無駄な動きをなくしていくためにどうするか、そういったところに時間かける方がもっと遠くまで行けるんじゃないかなと考えている。







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