Everybody's in Show-biz (Legacy Edtion)を聴いた

Everybody's in Show

Everybody's in Show

この世はすべてショービジネス レガシー・エディション

この世はすべてショービジネス レガシー・エディション

かなーり昔に「出るよー」みたいな記事を見たけどいっこうに続報がなくもう出ないものだと思っていたのだけど、先日Amazonを見たらなんか出てることになってる……と急いで注文。輸入盤を注文したので日本版はどうなってるかよくわかりません。

The Kinksのアルバムの中では個人的に5本の指に入るぐらい好きなアルバムで、過去のRhino版やビクターから出ていた再発シリーズに引き続き3度目の購入になります。なので内容的には特に言うことないかなーとか思ってたけど、聴いてみるとビクター再発版で削られていたライブMCなどが復活。Here comes yet another dayのフェードアウトもビクター再発版より長くなっていてこれはうれしい変更。音もビクター再発版の派手なサウンドからより柔らかくRhino版の角の取れたミックスに近いイメージ。しかしRhino版だと弱いなーと思っていたボーカルが際立っていてGood。より肉感的になったというか、うん、好きな音だ。

2枚目はボーナストラック。おそらく未公開だったライブ音源やスタジオアウトテイクが入っているけど、HistoryとSophisticated Lady が白眉。前者は曲が非常に好みというだけだけど後者はちょっとびっくりした。のちのちMoney Talksになる曲だったのね。

Sophisticated Lady

Sophisticated Lady

Money Talks

Money Talks

……と急いで輸入盤買って聴いてみたけど、よく見たらiTunesで配信されてるしApple Musicにも入っていたので急ぐこともなかった気がするのは気のせいにしておこう。

劇場版響け!ユーフォニアムを見てきた

anime-eupho.com

しばらく時間的に合わなかったのだけど、丁度舞台挨拶回のチケットをとれたので見てきました。

テレビシリーズは全部見たしというかBD全部購入しているのでお話的にはよーく知ってるわけですが、やっぱりね大吉山のシーンは美しいねほんと。誰かと音を奏でる美しさが際立ったシーンと言えましょう。

音声は全部撮りなおしたとのことで、テレビ放映のときより全体的に抑えめの印象。生っぽい雰囲気があって結構好きでした。一ついうなら久美子が橋を走るシーンはテレビ放映版のほうが好きかなーというところ。劇場版と比べると急激にくる感情の発露が自分の心をぐらぐら揺らしてくれるので、味付けのしかたはこちらが好みですね。

演奏シーンはテレビ放映から追加で入ったシーンもありボリュームアップ。逆に細々としたエピソードはばんばんカットされていて、制作者的にはこの部分は本筋じゃないんだなというところがわかって面白い。自分が見たかぎりでは必要十分なシーンがあったと思うので、秋頃の2期に向けて……ということを考えるときっちり要点は押さえられた内容だったのではないかと思います。

舞台挨拶はキャスト4名と石原監督が登壇。すっと背筋を伸ばして周囲を見回す黒沢ともよさんとなにかしら体の一部を動かしている安済知佳さんの対比が、劇中の久美子と麗奈の印象と逆に感じてしまいちょっと面白かった。舞台挨拶が映画の始まる前にあったこともあり、あまり突っ込んだ話ができなさそうでちょっと大変なようにも見えましたが、なかなか楽しい時間でした。

ひとまずは2期に期待ですねー。そのときにはまた出町桝形商店街に貼られているポスターもかわるのでしょうか。ハイ☆スピード!とかも貼られていたしなー。

MOMENTUM 再び断線

raydive.hatenablog.jp

リケーブルしてから51日程度しかたってないんだって!

今週初めからまた片耳がケーブルの位置によって聞こえたり聞こえなかったりするようになり……まあ購入したのが中古ケーブルだったり、結構ケーブル自体が堅かったので内部の線が切れたのかなと思いますが。そんなに手荒な扱いはしてないんだけどなーと、結構ショックがでかいです。

ということで、またeイヤホンで代わりのケーブルを購入。

www.e-earphone.jp

今度はこのeイヤホンオリジナルをチョイス。ケーブル自体は以前のに比べて細めかつ柔らかめですね。音のほうはそれほど変わりないかな、若干解像度が落ちてる気がするけど、まあ気のせいでしょう。これまで以上にやさしく扱うとしますか。しかし、ほんとションボリですわ……

なんとなくCocoa Java Bridgeの流れを追ってみる

quesera2.hatenablog.jp

おおむね「ああ、そういうことあったなぁ」などと読んでいたんですが、OpenJDKプロジェクトのくだりで、

IBMApple当時の AppleCocoa Java Bridge など Java テクノロジに熱心だった)が OpenJDK への参加を表明したことで、Apache Harmony プロジェクトは事実上終結しました。*1

という部分に違和感を覚えまして。時系列がちがうなーという印象があったのでちょっと調べてみました。

Cocoa+Java―MacOS Xプログラミング入門

Cocoa+Java―MacOS Xプログラミング入門

Cocoa+Java―MacOS X 10.1対応版 (MacOS Xプログラミング入門)

Cocoa+Java―MacOS X 10.1対応版 (MacOS Xプログラミング入門)

そもそもがWebObjects由来ということもありCocoa Java Bridgeは相当古くから存在していて、OpenJDKに参加するころのAppleはすでにCocoa Java Bridgeは死に体でした*2

OS X 10.5あたりではApple外で開発されていたRubyCocoaPyObjCを搭載していろいろな言語でCocoa Framework使えるよという話も実際あったのでJava BridgeをこれらのLL言語に置き換えるのかなという感じもありましたが、OpenJDKに参加する2010年ごろにはこういう話もApple公式からは話題になることなくひっそりと消えていった気がします。もちろんMacRubyやRubyMotionが出てきたり、上記のRubyCocoaPyObjC*3はまだメンテされているので、Cocoaを別言語から制御するという需要(ひいてはObjective-Cがめんどくさいというお話)があった……そこにSwiftが登場、今に至るというところでしょうか。

またApple自身がOS X用のJavaを開発していたこともあってJavaのバージョンアップに追従するのが遅いというところもありました。なので結果的にCocoa Java Bridgeを推したいわけではなく、Appleのみでメンテしていくの現実的ではなくなったというところに終着するんじゃないでしょうか。最終的に2010年にOpenJDKにAppleは参加します。

jp.techcrunch.com

ただいろいろググって調べてみると、まだAppleが開発しているモジュールに依存したりしているという情報があるようなので、このへんはどうなっていくんでしょうかね。てっきり全部OpenJDKにマージされたのかと思ってましたが。

aoe-tk.hatenablog.com

ま、自分はCocoa Javaで開発したことはないんですけどね。外から観察していてこういう流れに見えていたということで。

*1:強調は筆者による

*2:2006年8月のWWDCで廃止宣言らしいが、一次ソースは見つからず

*3:ちなみにPyObjCはEl Capitanでもバンドルされてる模様