物語三昧ラジオ〜『キュレーションの時代』 - 今何処(今の話の何処が面白いのかというと…)
物語三昧ラジオ〜自由洗脳社会の中でのキュレーションの位置づけ - 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために
たまたま敷居さん(id:sikii_j)とレスター伯(id:pushol_imas)が出ているというの小耳にはさんだので、大体後半部分から聞いていたらとても面白かった。そして、そこから得た知見から自分の中で『けいおん!』(アニメ版)について納得した面があるので、大体2,3分で読めるようなメモ書きを書き記しておく。録音は一つ目のリンクにあるので、興味のある人は聞いてみるといい。
前提として
日常系としての新しさと古典性/ノスタルジー ー日常系としての『日常』の新しさー - レスター伯の躁鬱
『日常』から「日常系」という存在を捉えてみる - ピアノ・ファイア
この辺りをざくっと読んでいてもらえれば、話は早いかなーと思ったり。
楽器を演奏するという行為のとらえ方
楽器経験者が見る「けいおん!!」という特異なアニメについての覚え書き - 日々の御伽噺
去年に「けいおん!って音楽描写が日常に溶け込んでるよね」、「で、それって自分の視点なんだよなぁ」ということを無駄に長く書いて、だから好きなんだろうなぁと考えていたんですが、『日常』と『非日常』というキーワードですっきり。自分の視点とは逆に大多数にとっては『音楽は日常ではない』ってことなんですよね。
その視点からたつと、なるほど、「なんだよー、もっと練習しろよー」とか「ライブもっとないのかよ」と言っていた人たちの話も頷ける点がある。つまり楽器を弾く姿が描かれるということは、彼らにとって面白さのとっかかりとなる『非』日常が描かれているということになるわけで。
逆に自分を例にして、楽器弾いている人なんかだと、放課後ティータイムの姿はそのものずばり『日常』なんです。ただ、その中にはちょっとばかりのファンタジーや楽器を弾き始めたころのノスタルジーとかもあって、心にぐっとくるシーンが満載なわけです。
例えば、第1期の「わたしの恋はホッチキス」演奏シーンで歌詞を忘れた唯のフォローにまわる澪の姿なんかは、なかなかできることではないが嘘ではないリアリティのある描写(『理想的なリアリティ』とでも言えばよいか)でした。第2期のむぎがあずさからギターを教わるがなかなか音がきれいに出ないシーンなんかは、「あー、おれにもこんなころあったわー。2年前にあったわー」とか懐かしむ人もいるんじゃないでしょうか。
ということで、このあたりが評価が分かれていたりする一端であったりもするのかなとラジオを聞いていて思ったりしたのでした。
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実際には楽器を演奏したことない人にも受けている
そのあたりは「学校」というところがやっぱりノスタルジー発生装置になっているのだろうと思ったりする。とここまで書いて、「けいおん!!」放送終了時に読んだこの記事を思い出した。
ラノベも萌えにも詳しくなかった三十路女性が見た「けいおん!」 - インターネットの備忘録
誰しもが通るような通らないような、
ラノベも萌えにも詳しくなかった三十路女性が見た「けいおん!」 - インターネットの備忘録
学校へ行って、部活に入って、友達とグダグダして、
夏になったら海へ行って、文化祭では盛り上がって…
という、自分の思い出を投影して楽しめるお話。
まんまノスタルジーのお話ですね。
原作における『非』日常性とかノスタルジーとか
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個人的に原作にはそういったものを感じてなくて、キャラ同士の掛け合い、オチの付け方など普通の4コマ漫画のように楽しんでいるってのが大体のところですかね。
余談ですが、「ひだまりスケッチ」・「GA」・「けいおん!」や最近では「Aチャンネル」と芳文社の作品が次々にアニメ化されてますが、時代が時代ならきらら系4コマで一時代を築いていた「トリコロ」もアニメ化されていたのだろうなぁとしみじみ考えるのです。
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Aチャンネルは最近1,2巻を購入して読んでみたのですが、トリコロ直系のまんがタイムきららっぽい4コマですね。またそのうちレビューなんぞ書いてみたい。
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