サガ オーケストラコンサート大阪公演

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運良くチケットとれたのでいってきましたん。

はじめてのRPG魔界塔士SaGaで、GB3作は骨の髄までしゃぶりつくすほどやってSFC以降のシリーズもそれなりに、PS以降はゲーム自体はせずサントラはよく聴く、といった感じ。スクウェアといえばFFでなくSaGa、SaGaといえばスクウェア。おそらく自分の音楽遍歴を考えると多分The BeatlesとかとあわせてSaGaのゲームBGMは相当体に染みついているのではないかと思います。*1

会場はザ・シンフォニーホール。大阪駅から徒歩でふらふら向かいましたが意外に早く着いてしまい結構寒かった……もうちょい早めについたらイーイヤホンのアイマスヘッドフォン試聴に行くところでしたが、時間あんまりなく微妙な隙間時間が空いてしまった。

周りを見渡すと年齢的には自分の年齢プラスマイナス5ぐらい、男女比も半々ぐらいに見えました。自分のまわりだとあまりSaGaの話をする女性を見たことなかったので、層の広さに驚き。当日券も出ていて、入りとしては8割ぐらいでしょうか。内容からするとこれぐらいの入りなのはもったいないですね……

さて演奏のほうはというと、ゲストだった伊藤賢治氏が「(東京公演の)東京フィルハーモニーは波のような演奏だったが、日本センチュリーは岩のように固まりが投げられる演奏」とたとえていましたが、音の塊がぐわっと動くような演奏でしたね。トランペットやスネアが非常に大変そうでした。全編通した感想を書くと、プラットフォームごとの違い・作曲家による違いが同じオーケストラでやることによって如実に表れていたと思います。GBシリーズなんかは編曲が加わっていても、音数の少ないがソリッドなメロディとリズムの繰り返しが面白く、SFC・PSと進めるにしたがって音の満たす空間が広がっていくところがゲーム音楽の進んできた道が見えるような気がしました。作曲家による違いも面白いもので、植松伸夫氏と伊藤賢治氏は出してる音は違うけど根底が似通ってる雰囲気もあり、SaGa3の笹井氏や藤岡氏はもうちょっとロックよりな感じだし、浜渦氏の曲はちゃんと音楽を学んできた感じだし。同じオケかつ編曲されていても根底にあるものは残るんだなというのが面白かった点です。

個人的な話をするとGB三部作の曲をやってもらえた時点で昇天してしまいました。春頃に出たCDでやってるのは知っていたけど、実際に生で聴くと感無量ですね。SaGa2のバトルメドレーという名の最終防衛システム戦はディフェンダーメガスマッシャー止めたりスターバスターが発射したり、記憶の止めどころがない感じに。SaGa3のフィールド曲もかっこいいのが多くて非常に好きだったんですが、これもやってくれて感謝感謝。何より魔界塔士からあるゲームOPのあのフレーズが流れるとこう小学生時代に引き戻される……神戦で流れる怒闘なんかもあってうれしかったですね。

大阪公演はホールにパイプオルガンがあったので、サガフロンティアのアセルスメドレーが行われたり。実際にパイプオルガンの音聴いたのはじめてだと思うのですが、いい音でしたねぇ……他にも定番の四魔貴族メドレーだったり余すところなくSaGaな選曲でございました。

サガオケ!  The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

ニュースとして、東京公演を中心とした内容で今回の演奏をのせたCDがリリースされるようで聴きに行っていないほうが聴けるのが楽しみだなーと思います。

サ・ガ バトル楽曲集

サ・ガ バトル楽曲集

というわけで、非常に楽しかったです。もし今後もオーケストラ公演やるなら、GBシリーズのフィールド曲なんかも聴いてみたいですね。伊藤賢治作の曲とかいいの揃ってると思うんだ。安らぎの大地とか秘宝を求めてとか、勇者のテーマとかも聴いてみたい。植松さんのSaGaフィールド曲とかダンジョン曲とか。そういうのもやってほしいなー。

*1:植松伸夫伊藤賢治のバックボーンを考えると気に入ったのは納得いく