パターンで考えるスマートフォンのUIデザイン - UX Kyoto #08に参加してきたので、メモ書きの公開。自分がわかるように書いているので、見にくいかもしれません。全般的に非常に面白い話が聞けました。情報をどう見せるか、ユーザの操作をどう導くか、そしてそれを実装していくときどう気をつければいいか、その点がまとまって発表されたのがよいですね。
スマートフォンのUIデザイン
スマートフォンのためのUIデザイン ユーザー体験に大切なルールとパターン
- 作者: 池田拓司
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2013/03/30
- メディア: 大型本
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UIのパターン化・ルール化
プラットフォームの流儀
- iPhone、Android、Smartphone Site
- iPhone、Androidはガイドラインあり
- 違いは?
- ハードウェアの装置が違う
- プラットフォームによって画面が違う
- 例:ヘッダ部分
- 例:画面の切り替える部分
- 例:Facebookの場合、同じような形で提供している
- プラットフォームの流儀にそろえる・そろえないことによるメリット
- そろえる
- そのPF使っている人がわかりやすい
- デバイスの機能が使える
- それぞれに対応した情報の出し方ができる(それぞれに作る必要あり)
- 開発の分離がしやすい
- そろえない
- どれを使っても同じように使える
- 口コミがひろがりやすいのではないか
- 移行しやすい
- デザインや開発のプラットフォームを統合できる
- そろえる
画面パターン
- スマートフォンの画面はたくさんある
- 実際のところ5つぐらいに分けられる?
- 導入、トップ、一覧、詳細、入力管理
- 一覧:検索結果ギャラリー
- 詳細:記事、写真、商品(ここにたどり着くためにユーザは操作する)
- 画面をパターン化するメリット
- 目的をはっきりする -> シンプルでスピーディな画面設計ができる
- 画面の行き来を意識したコンポーネントの配置
- 引いた視点でプロジェクトを見ることができる
UIコンポーネント
- いくつかパターンがある
- 基本コンポーネント、アイコン、情報のビジュアル化
- 基本コンポーネント
- ヘッダとか
- タブ型ナビゲーション iOSとAndroidの流儀の違い
- 通知・メッセージ
- モーダルメッセージ ボタンのラベルにも注意が必要
- モードレスメッセージ 元の画面の操作もできる、メッセージはフェイドアウト
- フェイドアウト時間はメッセージの文字列長によって変える
- それぞれの使い道
- モーダル
- それだけに操作を集中させる(大事な操作)
- のちの操作に影響を与える
- ユーザの行動を事前に注意するのに適している
- モードレス
- 情報の通知(ツイッターのリプライ)
- 他の操作に影響を与えない
- 事後に確認する
- モーダル
- ナビゲーション/コントロール
- 情報のビジュアル化
- 読み込み中、点数、グラフ
- コンテンツに対する評価(レーティング)
* ユーザに対するフィードバック * コンテンツの評価を第三者に伝える * 自分のための分類とする
- 見せ方による表現の広さ狭さ
- アイコン
- 視覚的なメタファーを用いて機能や画面の象徴を表現したもの
- いろいろなアイコンの意味
- アイコンの形のでき方(具体的、抽象的、年月が意味を付けた)
パターン化・ルール化とクリエイティブ
- クリエイティブとパターン・ルールは相反する?
- そんなことはない -> 物語、映像
- 物語の要素を記号的にとらえる、「行って」、「帰る」
- 日常と非日常 -> 一覧と詳細
実践事例
- クックパッド内でのパターン化・ルール化
- ドキュメントが用意されている
- Cookpad UI Design Rules
- きっちり決められている
- Sara Design Framework(皿から来ている)
- 課題
- UIはパターンにできる、ユーザの体験はパターンにできない
- パターン化されたUIが意図した使い方になっているかは開発者次第
- パターンに縛られすぎて、必要なコンポーネントが作られにくい
パターン化の及ぼす影響
- デザイナが少ない場合 -> パターンとルールがあればある程度いける
- デザイナーが別れる場合
- 継続的な開発を続ける場合
最後に
- パターンやルールは方法論の一つ
- いつもクリエイティブに
- ユーザメリットのためであることを忘れずにs
- ユニークな面にも目を向け心惹かれるデザインを心がける
質疑応答
- iOSアプリのクックパッドが若干独自
- レシピを探すところに集中
- ユーザーテストもいろいろやった
- クックパッドは青を使わない
- 料理の写真は縦長が基本
- パターン化のドキュメントのやり方
- 継続的に見ていく、オーナーシップを持って生きてるフレームワークにする
- 継続的に見ていく、オーナーシップを持って生きてるフレームワークにする
スマートフォンのためのUIデザイン in Action
はじめに
- パターンが役に立つとき
- デザイナーとエンジニアが共同作業する場合
- 未知のプラットフォームで設計する場合
- 新しいパターンを生み出す場合
- 実際の場合どうかというところを話す
パターン調査
パターン検討
- パターン毎にペーパープロトタイプを作る
- いろいろやってドリルダウンを採用
- ユーザテストはペーパープロトタイプを使ってテスト
- スワイプナビゲーション(避けてきたけど、そろそろ)
- 使ってるパターンが古くなってきたらそろそろ見直し時期?
実装コスト
- 標準から外れたUIは高コスト
- パターンがSDKに含まれているかが重要
- デザインガイドラインに出ているか?
- 組み込みアプリで使われているか?
まとめ
- 共通言語になる
- 実装コストを見る場合もパターンが役に立つ