Clean Architecture読了

Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計

Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計

Clean Architecture: A Craftsman's Guide to Software Structure and Design (Robert C. Martin Series)

Clean Architecture: A Craftsman's Guide to Software Structure and Design (Robert C. Martin Series)

コツコツと通勤時間と空いた時間に読んでいたがやっと読み終わった。文体的に読みやすいとは思うのだが、細切れに読んでいたせいかなかなか頭に入らなくて次に読む本はちょっと読み方考えないとなぁという気持ちになっている。

自分はアンクルボブのClean Code アジャイルソフトウェア達人の技は結構衝撃を受けて、今でもたまに読み返すぐらい自分が書くコードに影響を与えていると思うのだが*1、今回もなかなか考え方として「そうだよなー、こうしないとなー」と思うことがたくさんあって非常に勉強になった。とはいえ、書かれていることは以前から言われている話で結局のところ基礎に立ち返って疎結合・高凝縮になるように考えていかないといけないし、依存関係は一方方向で循環しないように気をつけねばならない。ということなんだろう。

Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

Clean Code アジャイルソフトウェア達人の技

とはいえ個人的に目からウロコが落ちたのは、アーキテクチャーがドメインを叫んでいるかというところ。書き方としてはちょっと情緒的ではあるが、設計する際の考え方として心に留めておきたいなと感じた。ドメイン駆動設計も読んできたけど、この辺のしっくりくる視点というのが自分の中にはかけていたなぁと思う。他にも詳細の決定を遅らせるという話は、何かとこの技術を使いたいとか技術ドリブンで物事を進めたり、とりあえずデータベースつかっちゃえみたいなことがあるので、設計レビューの視点とかにも使えそうだなぁと思っている。特に現時点であーと思うこともちょいちょいあるので、ちゃんと突っ込めるようになれるよう覚えておこう。

*1:コードがCleanだとは言っていない