響け!ユーフォニアム|公式吹奏楽コンサート ~北宇治高校吹奏楽部 第1回定期演奏会~

響け!ユーフォニアム|公式吹奏楽コンサート ~北宇治高校吹奏楽部 第1回定期演奏会~開催決定! | News | Lantis web site

響け!ユーフォニアムを見てると実際にコンサートとかしないかなーとか思っていたら、本当に演奏会が開かれることになったので初日に行ってきました。会場はいつもの宇治市文化センター大ホール。

MCは松澤千晶さんで自分はてさぐれ!部活もの以来に生で姿を見た気がします。いつも通りスムーズな回しで安心感がありましたね。今回の演奏は実際に劇中で使った曲を演奏した人たちということで、サントラの演奏もなかなかよかったし実演だと……と期待していましたが、期待以上の内容でした。

基本的にセットリストとしては一期の内容を曲から追っていくという感じで、指導前と指導後の暴れん坊将軍のテーマと海兵隊を続けて演奏して観客が滝先生の気持ちになるという場面もあったり。特に指導前の酷いリードミスはサントラでの演奏以上に発生していたり全然リズムが一致していなかったりと「なんですかこれ」と言いたくなる内容でありました。しかし演奏者はちゃんと勉強しているかたがたなので下手に演奏するほうが大変だろうに……

個人的にぐっと来たのがサンライズフェス再現でのフニクリフニクラからのRYDEEN。本編で観客が「お、いいんじゃないか?」と思わせる演奏とはどういうものだったのか、というのを音楽で表せていたのではないかと。フニクリフニクラ自体がまたサントラ以上によい演奏で心の底からめっちゃ楽しいと思う内容、こころが踊るとはこのことかというのをしっかり表していたと思います。その後に聴くRYDEENが曲の構成や各楽器の音の入れ方ががらっと変わっているので、なぜあそこまで衝撃的だったのかということに説得力を持たせる内容でした。すんごいかっこいいんですよ。

後、ユーフォとトランペットのあの曲を経てプロヴァンスの風と三日月の舞。プロヴァンスの風が若干もったりしてた印象がありますが、三日月の舞が非常に熱い演奏。ぐぐっと音楽に引き込まれてしまい、時間がたつのも忘れて演奏に聴き入ってしまいました。こんな体験は久々です。

そして最後にTRUEさんと楽器隊で2期OP含めて三曲。TRUEさんの声量が楽器隊に負けておらずすばらしく響いておりました。南座でやったイベントのときもTRUEさんの歌声は聴いているはずなんだけど、今回はほぼ真正面から聴いたためかその音量をしっかり受け止める形になってとても心地よかったです。

曲の合間合間にトークゲストの山岡ゆりさん*1と音楽プロデューサーの斉藤滋氏が収録時の話などをしていましたが、結構興味深い話をしていたので以下箇条書き。山岡ゆりさんが実際に吹奏楽部にいたので結構鋭い質問をばんばん投げていたのが、すばらしいと思いました。

  • リードミスがあれほど故意で起こせるのはすごいので一体どのようにしたのかとのことで、バリトンサックスの例が示される
  • 山岡ゆりさんが「サンフェスのシーン、アニメのように演奏すると、口からずれたりしてとても大変」なので疑問に思っていたが、サンフェスの演奏は実際には座って録音した
  • ソロパートの再オーディション場面はどう表現するか迷ったが、最終的に高坂麗奈パートはプロ、先輩パートはフレッシュマン・ウィンド・アンサンブルのかたが担当*2
    • 制作陣の中には先輩パートの音が好きな人が多く、指揮をされていた大和田氏も先輩パートが好きらしい
    • 今回の三日月の舞はソロパートがその先輩パートを任されていた人だったので、三日月の舞 香織 トランペットソロVer.の再現でした
  • その大和田氏、その指揮風景を撮影されてそれを元に滝先生の指揮を作画したので実質滝先生であった
  • 山岡ゆり、先輩への愛を炸裂させる。しゃべり出したら止まらない……
  • 山岡ゆり、音響監督の鶴岡氏に「(演奏会に)出るということはトランペット持っていくんだろうな」と言われ、自前のトランペットで新世界よりを吹く
    • とてもブランクがあるようにきこえなかったので、こっそり練習していたのでは疑惑が発生
  • 三日月の舞は劇伴担当の松田氏がはじめて吹奏楽用に作った曲で、なかなか苦労したそう
    • 個人的に三日月の舞の作りに初々しさを感じていたので、これには納得

すばらしい演奏にすばらしいトーク、総じてすばらしいイベントだったと思います。とりあえず次にある神奈川公演はまだチケットがあるようなので(2016/10/01時点)、行ける人は早めにゲットして行くべきですね。そして第1回と銘打たれているだけに今後も機会があればいいなー。あ、でもサントラの演奏が物足りなくなってしまったかなぁ……贅沢な悩みだ。

*1:自らデカリボンの悪役といい会場の笑いを誘っていた

*2:他でも先輩パートを担当されていた

Live At The Hollywood Bowl

LIVE AT THE HOLLYWOOD

LIVE AT THE HOLLYWOOD

自分が聴き始めたころには廃盤で聴くことはかなわなかった音源という意味では結構感慨深いものがある。1987年の初CD化音源からLive At The BBC、アンソロジーシリーズ、08年リマスターCD(モノとステレオ)と流れを追って聴いていたわけだけど、公式で唯一でたライブレコードを元にしたアルバムというのはとてもそそられる。

なので最近は仕事中によくかけているのだけど、昔の3トラック音源とは思えないほど音の分離がよい。まともなPAもライン録音もなかった時代だというのに各楽器の音や声がダマにならず個々に聞き取れるというのは、いやはや技術の進歩はすごいなぁと思ってしまう。Roll Over Beethovenでのベースのごつさとリッケンバッカーが軽やかに奏でるロックンロールリフやジョージのギターソロの熱さがちゃんと聞き取れるのはすごい。

個人的な印象でいうと、このころだとアンプが大型化しているためか全体的にギターやベースの音色がハードな感触を受ける。今回のボーナストラックに入っているYou Can't Do Thatなんかジョンのギターソロが光る名曲で自分もとても好きだけど、アルバム収録時の音以上にワイルドで危険な香りが漂っている。リッケンバッカー12弦もThe Byrdsのきらびやかな響きより、オーバードライブしてギャンギャン鳴っている。今にも噛みついてきそうだ。Ticket To Rideも似たような感じだが、こちらはテンポが若干遅めでもっとどっしりした印象で迫ってくる。非常にロックバンドだなと感じたのはアルバムのラストに入っているBaby's In Black、3拍子で引きずるようなリズムに全体的にヘビーメタルな印象を持たせる楽器隊。これはロックだ。

そういやギター弾きとしては気になるA Hard Day's Nightのソロ部分。BBCのときはアルバムの音源をそこだけ流すということをやってるのだけど、ここではしっかり3連でソロを弾いているジョージ・ハリスンジョン・レノンのギターカッティングがインパクト大なAll My Lovingなんかも、リズムがよれずかき鳴らしている。どの楽器もそれほど派手なことはやっていないのだけど、ここだ!というところをしっかり押さえた演奏になっていてやはり演奏がうまいとしか言い様がない。

あと観客の歓声、というより悲鳴が、たえまなく聞こえてくるのはBBCシリーズなどのスタジオでのライブ音源と違ってその空間にいる感覚がすさまじい。てかこの歓声の中でよー演奏していたなという感想しか出てこない。この中でぴったりとあわせて演奏しているのだから、ライブバンドとしての実力が恐ろしいほどにあったのだろうと容易に想像できる。

raydive.hatenablog.jp

昨日書いた映画にも通ずるところだけど、ここまで当時の熱をうまく封じ込めたアルバムは他になく、非常に新鮮ではあったと思う。アンソロジーシリーズのようなスタジオ録音中心のものでなくライブアンソロジー的なものが出たりしないかなぁと期待している。でもその前に映画Let it beだしてほしいなぁ。

The Beatles EIGHT DAYS A WEEK THE TOURING YEARSを見てきた

thebeatles-eightdaysaweek.jp

いくらThe Beatles好きだからといって*1、ぶっちゃけアンソロジーシリーズでいろいろライブ音源は出てるし、Live at the bbcシリーズで質のよいライブ音源もあるし……とそれほど期待せずにいきましたが全体的にはなかなか面白い内容でありました。

基本的にはライブ活動を通したビートルズという切り口で進んでいくので、ライブ活動を停止した後期ビートルズあたりはLet it be時期まですっ飛んでいくし、ライブ活動を停止するまでのメンバーの気持ちのうつりかわりなんかはアンソロジーシリーズを言及するまでもなく、様々な媒体で描かれてきたことなので基本的には知ってる話である。

ただあの時代の空気感をいかに伝えるかというところは結構頑張っていたと思う。観衆がShe loves youを合唱しているシーンが白黒の映像で映し出されたが、あのシーンは結構胸にきた。今の時代にああいう風に歌うことあるのかなぁという思いとともに、あの時代の空気感を感じた。またあの頃世界的(というかアメリカに絞ってか……)にどういう事件があったかも関連づけられ、公民権運動の激しいアメリカ南部の公演では契約で白人黒人分けることはまかりならんと突っぱねる新事実もあったり、結構世界史を勉強した記憶を掘り起こされたりしました。

後はリアルタイムで体験してきた人にインタビュー取るのはうまいなぁと。あのときどうだったのかを語るにはよいもっていきかたですな。

それにしても拡大していくライブ会場で、まともなPAもない状況なのにあれだけ残っている音源などでレベルの高い演奏をしているのが、ハンブルグ時代などでもまれまくったためなのかなんなのか。映画のあとにシェアスタジアムでのライブ映像が30分流れていましたが、5万人という大観衆の中で演奏がよれることもなくきっちり仕事していったのがすさまじい。自分の身に置き換えたときにまともなモニターもなく自分も音も聞こえない状態で、なぜあの演奏ができるのか、そのへんこともしっかり掘り下げてほしかったなぁとは思う。

なので個人的な感想としてはThe Beatlesのライブ活動を俯瞰するにはよい映画、でももっと細かなところを掘り下げるのもしてほしかったというところでしょうか。2時間半という長丁場なのでちとおすすめしにくいけど、それなりに満足感はあるのでひまなときに見てみるのもよいのではないでしょうか。

そういやちょっと前にハリウッド・ボウルでのライブ音源がCDとして出ていて、自分もちょくちょく聴いているのだけどこれのレビューはまた別にあげようかな。

*1:しかもめんどくさい勢である

飛び飛びですまん、な出町桝形商店街の黒板

2期!

お、更新前

今週は休み多いのと台風きちゃったから家で仕事してたのよね。出ないからしかたないね。うん。

たまたま買ってきたにごり酒がおいしい。この記事は酔いながら書いています。

ISUCON6の感想書くまでがISUCONと聞いた #isucon

isucon.net

予選がすべて終了して感想も解禁ということなので、ざっくりと感想をば。

会社の同僚と参加しましたが、結果的には予選敗退ということで残念な結果に終わりました。自分は初参加でしたがこの結果はとても悔しいですねぇ……ボトルネックの部分の洗い出しはちゃんと行われていただけに、そこを徹底的につぶしていけなかったのが敗因ですね。

開始直後の1時間ぐらいの情報集めやあれこれ設定などはインフラ担当のかたが素早くやられて、特に問題なく進んでいった感じでした。自分ともう一人はruby実装の作りを見たりMySQLのデータをのぞいたりと情報集め。作りとしてはisudaがブラウザからのアクセスやキーワードの登録、ログインなどを担当していて、isutarがスターまわりの管理をしていて相互にデータ通信している、それとは別に中身のわからないspamチェック用サーバが動いているということが判明。とりあえず方針を決めて、余計な通信や処理しているところは削除したり処理を置き換えたりしていく。

この段階でrack-lineprofつかって計測とかしていて、ボトルネックになるのはisuda.rbのhtmlifyメソッドということはわかっていたんですが、ここ手をつけるの大変じゃね?と後回しに……ここでもうちょっと強くおしておけばよかったかなと思ったり。

github.com

このあとベンチマーカーを通してメッセージ等出てきたら原因になりそうなところを探してつぶすみたいなことをしていたが、あまり点数も上がらず時間は過ぎていくばかり。結局、終了2時間程前になってhtmlifyメソッドを改善していくことになりDBにテーブル追加したり、キャッシュしたりして5万台まで持って行ったがタイムアウト

終わってみると時間のかかっている箇所をいかに早くするかという、通常のWebアプリでもよくある話だったなぁという印象です。巨大な正規表現と変換処理をどうするかってところに注力していれば予選突破できたかなぁという感触です。

それにしても終わったあとはくたくたになっておりました。おかげで今風邪気味……しっかり養生します。

めずらしく土曜に会社まで行っていたので、出町桝形商店街の黒板

ほほう

なんかでかい黒板が

京まふ

いつものがでてなかったあ

明日か

今日はあった

なんで土曜も行ったのかは後日。

そういや昨日はTOKYO MXたまこラブストーリーがあったそうで……思わず帰りに撮っちゃうよね。

しまっちゃいましたね…

帰宅中

映画は名作だし、サウンドトラックも素晴らしいので是非買いましょう聴きましょう見ましょう。