アイドルマスター楽曲のハイレゾ配信

www.e-onkyo.com

2/24からe-onkyoで先行配信が始まったので早速何点か購入。ということで聴いてみた感想など記してみる。波形がどうとかは得意な人やるでしょうから、聴いてどう思ったか中心で。ちなみに自分はmacOS SierraでAudirvana PlusにAL-9628D、ゼンハイザー HD598を使用しています。

ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD598【国内正規品】

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Miracle Night (M@STER VERSION)

CDから全体的にグレードアップしたなぁという印象。音の鳴りがいっそう広がったなという感じで、曲名にふさわしい空間が聴いていて心地よいなぁと思います。イントロからアコースティックギターとピアノの絡みが綺麗に響いていてたまらんです。2番の少数の楽器とおのおのがボーカルをとって行く箇所にははっとさせられるし、そこからいくつもの楽器が重なって盛り上がっていくところはなんか涙出てきますね。

SMOKY FRUITS

今回の配信だと一番期待してた曲。ブラス隊とかベースとかどーなるかなと思ってましたが、いやすばらしい。結構CDのときには聴き取れてなかった音を発見したので、そういう意味でも期待以上の内容になっていました。ブラス隊が気になっていたのは以前アイマスCDについてきたBD-Audio版でブラス隊の高音がやたら耳に痛かったことがあったので、今回はまったく問題ないので曲自体にがっつり入り込んでいけたのはよかったですね。

ほんとこの曲、生楽器使ったライブで聴きたい。

ハイファイ☆デイズ (M@STER VERSION)

ギターのリフなんかに注目して聴くと、どういう感じで弾いてるかなんかはわかるようになった。ボーカル部分も音に余裕があって、全体的に個々の音がきっちり聞こえるようになっている感じはする。曲が終わった瞬間のシンバルの余韻なんかはCDだと気にしたことはなかったので、そういう発見はあった。

これは初めてハイファイ☆デイズをハイレゾ配信版を聴いた印象だけど、そこからは特に変わってないかな。CDのほうだと全体的にぱつぱつの音になっていてボーカルも多少ひずんだ印象があったりしたのだけど、L.M.B.Gというユニットの特性、幼さとか勢いとかを音にのせる・ある種の団結力を感じさせるという意図を感じたし音作りとして最高だなと思っていたのでハイレゾ配信版で若干アク抜きされたかなという感想になる。ある基準を置いたときに「悪い音」とばっさり言っちゃうのはまあ気持ちのよいことだが、まあ適材適所ですよね。

生存本能ヴァルキュリア (M@STER VERSION)

イントロのギターリフがCD以上に揺らいでいるように聞こえて、ちとびっくり。やっぱり全体的に音が広がって聞こえていて、グレードアップしている。バスドラムのタイトさとスネアの響きがとても耳に残る。スネアロールのところなんかほんと気持ちいいよね。佐藤亜美菜の声がブレス多めなのでCDと比べるとしっかり存在感を出していていい。この曲も終わった瞬間の余韻が心地いい。

Tulip (M@STER VERSION)

ベースがもうちょっと存在感出ていたとCDでは思っていたのだが、ハイレゾ配信版では思ったより目立たない。初め聴いたときは楽器隊に比べてボーカルの広がりが物足りない感じがしていたが、今もその印象は変わらない。個人的にはCD版のほうがまとまっていて好みである。

Snow Wings (M@STER VERSION)

実はあんまり期待していなかったけど、ボーカルがとても綺麗。CDだと複数人が歌う箇所がごちゃっとして塊になってる印象だったけど、ハイレゾ配信版は複数人が歌っていることがわかりしかもその響きが気持ちいい。声を伸ばすところなんか最高ですね。それにしても福原綾香の声が強い、ほんとに強い。

Yes! Party Time!! (M@STER VERSION)

CDだとサビ部分の楽器がごちゃっとした印象だったが、容易に聴き取れるのはうれしい。コロムビア音源だとCDでも楽器の音を聴くのはそれほど大変じゃないけど、ハイレゾ配信版でさらに良い感じに。こちらでも複数人の声がちゃんと別々に聴き取れるのはほんとよいです。総選挙曲系とかだととても楽しいことになりそう。

とどけ!アイドル

CDより全体的にゴージャスな印象。なんかとてもキラキラしてていいですねー。やっぱり全体的な傾向としてハイレゾ配信版はCDよりも音像がわかりやすくなっていて音の余白があるように感じますね。

トキメキの音符になって

ここからランティス音源。

コロムビア音源から続けて聴くと、同じ音量レベルなのにめっちゃうるさい。曲自体は箱崎星梨花らしくて、ライブとかで聴くのは好きなんだけど……CDよりも音像もわかりやすくなっているし余裕も感じられる。

Maria Trap

こちらもずいぶん聴きやすくはなった。小岩井ことりの左右にパンされる台詞部分は結構ぞくぞくとすし、幼さ感じる声からドスのきいた声に変化するところとか面白い。とはいえ大本の音作りの時点であんまり自分の好みではないなぁというところがある。(ボーカルの聴かせどころなのにやたらストリングが耳についたり)

Precious Grain

ここ最近はライブでばかり聴いているので、レコーディング時点ではとても子供っぽいところがあるんだなと思ったのは発見だが、ハイレゾはあんまり関係ない。LTP02の内容は48kHz/24bitがオリジナルらしいのでコロムビア音源とはちょっと扱いが違うが、音の余裕があるところはあるけど……という感じでやっぱり大本が好みに合ってないんだろうなという感想になった。

ランティス音源が全般的にイマイチかというと、自分はSideMのほうは全般的にいいなぁと思っているところがあってこの辺はコンテンツによるのかなと考えている。ああ、MOON NIGHTのせいにされそう。

とまあこんな感じで。自分の意見としては買うのであればSMOKY FRUITS、生存本能ヴァルキュリア、Snow Wingsあたりはおすすめしたい。あとはバラード系とか各キャラソロ曲あたりが出てきたら買っておきたい感じですな。後はある程度音を聴く環境は整えた上でないとあんまり意味はないかなと思います。そもそもCDの音すらきっちり再生できてない可能性もありますからな。

THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2017 765PRO ALLSTARS -Fun to the new vision!!-二日目

raydive.hatenablog.jp

というわけで初日に引き続いて二日目。この日は現地、東京体育館に友人のおかげで行けることになったのでいやほんとうにもうありがたい。

さて基本的な流れは初日と同じだったので、そのへんはすっとばして思いついた感想をぽつぽつ書いていく。

二日目の一曲目は団結2010ver。個人的には元の団結にくらべてリズムトラックがイマイチであんまり好きじゃないというところだが、この場この時を考えるとこれ以上にない選曲であり、それを多くのプロデューサーが選んだというはなかなか粋な計らいではないですかね。前日のチェリーと合わせてまさか聴けるとは思っていなかったので、なんともありがたい。

トーク&朗読劇パートも前日の殴り合いのせいかじりじりと牽制しているのが見て取れて、非常に面白かった。歌パート以上に体力を消耗していたのではないだろうか。あとやっぱり全体的に懐かしい雰囲気がしていて、腑に落ちる感覚だった。いやあ単純に「楽しい!」という感覚だけ残っていて細かいところはあまり覚えてなかったのであった。雪歩からかっこいい帝に声の調子をがらっと変えるのはすごいなとか、そういうのは思えてるけど。ゲストは玲音役の茅原実里さんだったが、このへんは予想通り。アルティメットアイズを後の歌パートでやってくれたが、前回は別曲やってたからまあこれしかないよね感もありつつ、純粋に好きな曲なので生で聴けてうれしかったなぁ。

歌パートだとおもしろかったのは紅白応援Vのコール。自分は赤のほうにいたのだけど、白のコールが遅れて聞こえてきてでかいホールでの音の遅延を実感するというなかなか貴重な体験をした。歌のお祭り感も好きだし、これぞ765プロってところをしっかりみせてくれてこころの帰る場所って感じがするのだ。

最後に今井麻美が「歌だけのライブがしたい」と吐露したけど、アレに関しては「できることしますから、やりましょう」という感想にしかならないかな。単独でも見たいし、他コンテンツと絡むライブも見たい。あわよくば、アイドルマスターと冠のついたコンテンツ全てがそろったところを見てみたいとずっと思い続けてるだけに、向こうがこれ以上は無理と言わないかぎりは応援し続けるしかないよなぁと。なのでバンダイナムコゲームスさん、次のゲームの情報まだですかね?

THE IDOLM@STER PLATINUM MASTER ENCORE 紅白応援V

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アイドルマスター プラチナスターズ - PS4

THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2017 765PRO ALLSTARS -Fun to the new vision!!-初日

idolmaster.jp

久々の765ASイベント、しかも12人揃うので非常に楽しみでありました。終わってみるとなるほどこれは新しい一歩なんだなという感想になりました。

歌のほうも印象に残ってることはあるけど、まず一番に印象に残ってるのは全員が横並びになっていたこと。ここ最近だと中村繪里子今井麻美をフロントマンとして、様々なイベントを行っていたように思っていたところだったけど、今回はどの人も横並び、アイドルマスター765プロ所属アイドル13人がそれぞれ主役として立っていたと思いました。それがとても懐かしくて。多分合同ライブなんかだとまたセンターとしての役割なんかをはたすのだと思うのだけど、自分が一番はじめに触れたときの個々に向き合う感覚をイベントで味わうことができるとは思っていなかったので、それだけで個人的には満足でした。

多分今回のイベントの狙いとしてこれまで休んでいた人の復帰のために来たるべきフルライブまでの助走という面もあるだろうが、765AS単体での次の一ステップのためにここらで何をやってきたのかな?ということを振り返るためという狙いもあったと思う。そのあたりのにおいは朗読劇パートに色濃く出ていて、脚本にも以前からアイドルマスターをプレイしている人ならわかるネタがちりばめられていた。内部的なことはわからないけど10年間の蓄積を脚本にできる人が関わっていたのかなと想像している。本当にありがたい。個人的には貴音のかぐや姫熱演が非常によかったのだけど、他の人はどうだったのだろうか。

振り返りといえば秋月涼。SideMの2ndライブももうすぐだけどあのころに置いてきてしまったものを解消するためには、おそらくここ以外なかっただろうなぁという感想になる。自分はアイドルマスター内の各コンテンツがゆるゆるとつながっているところをおもしろく見ているのだけど、ここに来てこの内容はぐっと来ましたね。秋月家のからみも見られてDazzling Worldも聴けて真との関係を想起させるこぶしでのタッチも見られた。ここからSideM2ndを見られると思うと楽しくなってきちゃいますね。

初日の1曲目はチェリー。改めて聴くとギターのカッティングが非常に気持ちいいんだけど、もう2010年の曲(レコーディングからするともっと前か)。今までライブでは歌われてこなかった曲がこの日このときに投票で選ばれたというのは面白いと思う。

初日は新宿バルト9のライブビューイングで見ていたのだけど、イントロの校内のざわめきが聞こえた瞬間どこからともなく「座れー!」という声が聞こえて、その声に従うまま座ったけどいやその通りにしてよかったね。

アンケート結果と朗読劇パートでの慣れ親しんだアドリブの応酬でライブ以上に疲れた気がする。やっぱり使ってる筋肉が違うんですよ。思わず素になった仁後真耶子の「アッキーやんなよ」といい、セクシーのお題でいろいろ痛い目を見る演者一同といい、これこれこれですよ。その中でも記憶に残ってるのは若林さんのはしゃっぎぷり。一曲目から涙を流すということもあったけど、ステージに立って遠慮なくあれこれやれているのが心底楽しそうで。そこに若林さんがいるだけで一本筋が通った感じがする。おかえりなさい。

ライブとしてはPMシリーズの曲が特にノリのよい曲が多いので、楽しさという点ではぎゅっと凝縮された内容になっていたと思います。もちろん、あの曲やこの曲いろいろ聴きたかったのは否定しないしやってほしかったけど、それでも自分は満足感の得られるものでした。紅白応援Vなんかライブビューイングでも何の指示もないのにしっかり左右に紅白分かれていて、うまいことできているなーと。練習用動画を聴いていたときから、うまくコール&レスポンスを組み入れた楽しい曲に仕上がっていると思っていたので、絶対楽しい曲になると確信していましたが期待以上の内容でしたね。


「THE IDOLM@STER PRODUCER MEETING 2017」紅白応援V[練習用動画]

そんなこんなで初日は終わり。あれ、もう終わりか……と思いましたが、それでも3時間やってるのってアイマスはやっぱりおかしい。今回は体力的にそこまでつらくはなかったですが、笑い疲れとライブ疲れで心地よい疲労感を感じていました。終わった後はわさます勢で集まって焼き肉。焼き肉食べるのも久々だったので、ちょっと食べ過ぎちゃいましたね。しかしなんでもうちょっといい写真を残してなかったのか……。

うまい

まだいくつか書いていないことはあるけど、翌日は現地参戦だったのでそっちに書きましょうかね。はい。

ゼンハイザー HD598のイヤーパッド取り替え完了

ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD598【国内正規品】

ゼンハイザー オープン型ヘッドホン HD598【国内正規品】

ゼンハイザーHD598を購入したのはいつ頃だったかよく覚えてないが、相当年数がたっても断線もしていないし全然問題起きないなーと思っていたところ、イヤーパッドが破けて中のスポンジが見えてしまっている状態になってしまった。つけ心地は特に問題ないからほっとこうかとも思ったが、Amazonで交換用イヤーパッドがあることを知り、メンテもかねて購入。

届いたものを触ってみると、今のイヤーパッドよりしっかりしていて弾力がある。やはり使い続けていることで柔らかくなっているのかな。

取り外しはイヤーパッドのクッション部分をえいやとひっぱると、爪がはずれて簡単にとれます。あんまり力入れるとクッション部分をちぎり取ってしまいそうでちょっと怖いですが……両耳取り外したら掃除してきれいにしてから新しいイヤーパッドを取り付け。こちらも形を合わせてパチンとはまる音がするまでクッション部分を押して取り付けます。ちょいちょい掃除はしていたのですが、やっぱり取り替えるときれいになっていいですね。つけ心地も新品に戻ったようです。

ついでに長いケーブルの取り回しが悪いからと適当に出てきたリケーブル用コードも注文しました。届いてから変換プラグが必要な端子だったことに気がついたけど、変換プラグはそこらにあるので問題なかった。細いので若干断線の心配があるけど、外にもっていくものではないので大事に使えば問題ないかな……こればっかりは使ってみないとわからない。

音はというと、オリジナルのコードより低音がタイトになったかなという印象。でもまあ音の良し悪しより取り回しはとてもよくなったほうが影響大きいですね。値段も他のリケーブル用コードに比べると手を出しやすい値段ですし、MOMENTUM用があるみたいなのでもう一本買っておこうかな。

My Generation (50th Anniversary / Super Deluxe)

MY GENERATION / LTD.ED

MY GENERATION / LTD.ED

My Generation (50th Anniversary / Super Deluxe)

My Generation (50th Anniversary / Super Deluxe)

やあ、またなんだ。また同じアルバムを買ってしまったんだ。

My Generationというアルバムのややこしい話はWebのそこら中に転がっていると思うので、検索して調べてみるといい。いわゆるググれってやつだ。

とにかく、今回50周年ということでSuper DeluxeエディションがCD5枚組にどでかい冊子もついて家に届いた。早速聴いてみたが以前のCDに比べてモノラルは音圧が下がってる感じ、だけどそのほうが鬱屈とした感情が渦巻いているように思えて相当危険に感じる。2014のステレオミックスは今回初めて聴いたが、シェルタルミーが手がけたものよりモノラルの雰囲気に近く、こちらも危険なにおいを感じる。

他にもいろいろ音源はあるのだが、個人的には5枚目のピートタウンゼントデモが面白い。基本的なアレンジメントなどはオリジナルとほとんど同じで、デモをとる時点でだいたいの作り込みをしているマメさがピートらしい。それに加えてアコースティックギターが中心になっているせいか、曲のもつメランコリックさが非常に強調されているように感じる。オリジナルを聴いているとあまりそういうことを感じたことがなかったのだけど、ファーストアルバム以降のたとえばTommyに入っているような曲の根っこはすでにこのときには芽生えていたのだなと思った。The Good's Goneのオリジナルで地を這い回るような重苦しさ・恨みがましさは、デモでは薄らいでむしろあきらめ。歌う人がロジャーとピートと異なるので、そういう面も影響しているのだろうけど。

こういう曲を聴くと解散前のEminence Frontなどに通じているのだろうなぁと納得してしまった。

Eminence Front

Eminence Front

アルバムとしての完成度はやっぱり後年のもののほうがいいのだけど、ここにつまっている熱さは他でもないThe Whoのもの、といってかまわないと思う。

そういや映画「聲の形」の山田監督、けいおん!のころからThe Whoネタを出しているし聲の形でもMy Generation流してるらしいけどこのBOX SET買ったのかな?

サガ オーケストラコンサート大阪公演

www.square-enix.co.jp

運良くチケットとれたのでいってきましたん。

はじめてのRPG魔界塔士SaGaで、GB3作は骨の髄までしゃぶりつくすほどやってSFC以降のシリーズもそれなりに、PS以降はゲーム自体はせずサントラはよく聴く、といった感じ。スクウェアといえばFFでなくSaGa、SaGaといえばスクウェア。おそらく自分の音楽遍歴を考えると多分The BeatlesとかとあわせてSaGaのゲームBGMは相当体に染みついているのではないかと思います。*1

会場はザ・シンフォニーホール。大阪駅から徒歩でふらふら向かいましたが意外に早く着いてしまい結構寒かった……もうちょい早めについたらイーイヤホンのアイマスヘッドフォン試聴に行くところでしたが、時間あんまりなく微妙な隙間時間が空いてしまった。

周りを見渡すと年齢的には自分の年齢プラスマイナス5ぐらい、男女比も半々ぐらいに見えました。自分のまわりだとあまりSaGaの話をする女性を見たことなかったので、層の広さに驚き。当日券も出ていて、入りとしては8割ぐらいでしょうか。内容からするとこれぐらいの入りなのはもったいないですね……

さて演奏のほうはというと、ゲストだった伊藤賢治氏が「(東京公演の)東京フィルハーモニーは波のような演奏だったが、日本センチュリーは岩のように固まりが投げられる演奏」とたとえていましたが、音の塊がぐわっと動くような演奏でしたね。トランペットやスネアが非常に大変そうでした。全編通した感想を書くと、プラットフォームごとの違い・作曲家による違いが同じオーケストラでやることによって如実に表れていたと思います。GBシリーズなんかは編曲が加わっていても、音数の少ないがソリッドなメロディとリズムの繰り返しが面白く、SFC・PSと進めるにしたがって音の満たす空間が広がっていくところがゲーム音楽の進んできた道が見えるような気がしました。作曲家による違いも面白いもので、植松伸夫氏と伊藤賢治氏は出してる音は違うけど根底が似通ってる雰囲気もあり、SaGa3の笹井氏や藤岡氏はもうちょっとロックよりな感じだし、浜渦氏の曲はちゃんと音楽を学んできた感じだし。同じオケかつ編曲されていても根底にあるものは残るんだなというのが面白かった点です。

個人的な話をするとGB三部作の曲をやってもらえた時点で昇天してしまいました。春頃に出たCDでやってるのは知っていたけど、実際に生で聴くと感無量ですね。SaGa2のバトルメドレーという名の最終防衛システム戦はディフェンダーメガスマッシャー止めたりスターバスターが発射したり、記憶の止めどころがない感じに。SaGa3のフィールド曲もかっこいいのが多くて非常に好きだったんですが、これもやってくれて感謝感謝。何より魔界塔士からあるゲームOPのあのフレーズが流れるとこう小学生時代に引き戻される……神戦で流れる怒闘なんかもあってうれしかったですね。

大阪公演はホールにパイプオルガンがあったので、サガフロンティアのアセルスメドレーが行われたり。実際にパイプオルガンの音聴いたのはじめてだと思うのですが、いい音でしたねぇ……他にも定番の四魔貴族メドレーだったり余すところなくSaGaな選曲でございました。

サガオケ!  The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

サガオケ! The Orchestral SaGa -Legend of Music-

ニュースとして、東京公演を中心とした内容で今回の演奏をのせたCDがリリースされるようで聴きに行っていないほうが聴けるのが楽しみだなーと思います。

サ・ガ バトル楽曲集

サ・ガ バトル楽曲集

というわけで、非常に楽しかったです。もし今後もオーケストラ公演やるなら、GBシリーズのフィールド曲なんかも聴いてみたいですね。伊藤賢治作の曲とかいいの揃ってると思うんだ。安らぎの大地とか秘宝を求めてとか、勇者のテーマとかも聴いてみたい。植松さんのSaGaフィールド曲とかダンジョン曲とか。そういうのもやってほしいなー。

*1:植松伸夫伊藤賢治のバックボーンを考えると気に入ったのは納得いく

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS STARLIGHT MASTER 07 サマカニ!!

冬だからカニ。でもサマー。

ゲーム配信されたときから思ってたけど非常に気持ちいいギターのカッティング。サビにはいったときの開放感がよくて思わずギターが弾きたくなりますな。聞き所はブラス類のフレーズのかっこよさ、スティールパンの醸し出す夏っぽさ、ドラムのタムまわしかなー。こういうドラムのタムの使い方、なぜかリンゴスターを思い出してしまう。結構個人的に難波ちゃんと上田しゃんの声が言いアクセントになっていて、非常に好き。この二人のソロ曲はよう。ほんと盛り上がる曲だけにライブ前に発売されなかったのが残念だけど、来年の5thツアーではやることになるんだろうなぁ。あんずのうたなどの高カロリー曲と立て続けにやられると、大変なことになってしまいそう。

にょわにょわーるどもきらりらしい曲に仕上がっていて大変よろしい。バックの音を聴くと、スライドギターが入っていたりリズム楽器もいろいろ入っていたりと非常ににぎやか。ここまで作り込んでるのにぐいぐい曲をひっぱっていくのはきらりの声である。それにしても莉嘉の二曲目につづいて世界に愛を振りまいているので、もしかしてみりあの二曲目も振りまくことになるのだろうか。

緒方智絵里二曲目は一曲目のバラードからうってかわっておしゃれな雰囲気。路線的には水谷絵理クロスワードをもっとキュートよりにふった感じだろうか。ピアノの弾むようなフレーズがちょっとばかり前向きになった智絵里の気持ちのようでほほえましい。個人的に間奏のオルガンソロがいいですね、非常にいいですね。(オルガン好き)

イベント的にはこの後Beyond The Starlightやラブレター、Jet To The Futureなどまだあったけど、これらのCD早く出してほしいなー。CINDERELLA MASTERシリーズもあるし、日本コロムビア頑張ってください。