1日休みを取ってポール・マッカートニーのライブを見てきた。
洋楽好きの御多分にもれずBeatlesとかはよく聴く方の人間なのだが、自分が仕事始めてからはポールが来てもライブを見るための休みが取りづらかったり、昨年のライブは何かの都合であることすら気づいておらず今後見る機会もないのかなーと思っていた。が、Egypt Stationがリリースされてしかも日本のツアーがある。これは取らねばとささっと取って有給休暇も申請し、風疹の予防接種もして万全の態勢で臨んだ。*1
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ライブに参戦する場合、自分はあまり予習的なことはしてないのだけど今回ばかりはEgypt Stationをしっかり聞き込んできた。個人的にはアルバムとして結構好き。他はおそらく聞き慣れた曲なんかはやるだろうから、当日を楽しみに待った。
そんなこんなで当日。11月は気がつけばいろんなところに行かなきゃいけなくなってしまい、ダウンすると予定がダメダメになってしまうので、予防にマスクしたり色々頑張って東京ドームまでたどり着く。すでに開場時間は過ぎていたので、さっさとドーム内に入ったらポールの曲を色々リミックスしたようなものや、誰かのカバーが流れている。I want to hold your handのR&B的なカバーでギターフレーズの部分がブラスになってて、この曲はビートルズなりのR&Bを追求してたのかなと思ったりして待っていた。
だいぶ長く待った気も短かったような気もするが、ポールが現れライブは始まった。
初めはなんとも奇妙な気持ちで、現実味もなくしかし確実に知っている曲と知っている声が真向かいのステージから聞こえてくる。東京ドームのS咳と言ってもスタンド側。はっきり言って肉眼では見えない。現実かなと認識しだしたのはLet me roll itのあたりだろうか。そして1985からのMaybe I'm amazedの流れで完全にいかれてしまった。Being for the benefit of Mr.Kiteなんか完全に万華鏡の世界。SomethingはConcert for Georgeでやったウクレレからの流れ。もうどちらもこの世にいないから、と歌っているんだろうなぁと思ってしまった。
全て終わってみれば、2時間45分ぶっ通しのライブ。ポールはその間休憩も取らず、水も飲まず。もう齢70を超えた人があれほどエネルギッシュに、愛嬌をたたえ、ベースやギター、ピアノを弾きながら歌い続ける。なんて人なんだろうと。前に見たブライアン・ウィルソンとは全く違うライブだった。ああいうのがレジェンドなんだな。うん、素晴らしかった。これからも曲を聴き、楽器を弾き続けようという気力をもらった。また来る機会があるなら見に行きたいなぁ。
*1:インフルエンザの予防接種もしたかったが、ちょっと時間なかった